準優勝の美学

第2回739カップはデットヒートの末、PK戦で2位に
たくさんの応援に感謝!
応援は熱い方がいいけど、感想はできるだけ冷静な方がいいと思うので、フットサル観戦記事の
スタンスで書いてみたいと思います。

まず、優勝したガッタス。
本当に強かった。優勝にふさわしいチームだと思った。見習うべきところが多かった。
決勝戦の後半、2度リードを許しながら、一瞬の守備のスキを見逃さず、確実にゴールを決められる
選手がいる。
前大会までのガッタスも粘り強さは遺憾なく発揮していたが、良くも悪くも攻撃パターンがシンプル
(吉澤-是永、里田→吉澤ライン)だったため、攻め方を徹底できる強みがある反面、守る側として
はマークするポイントを絞りやすいという側面があった。
しかし、今大会は不動のビヴォだった吉澤選手がベッキのポジションに入ることにより、特に攻撃の
バリエーションが豊富になっていたと思う。守備の安定感も増していた。
さらに、ガッタスの強みは固定メンバーで戦い続けていること、ベンチ入りしている選手の力量に差
がなく、選手層が厚いところ。
その観点から、昨日、ガッタスが戦った3試合をトータルで見ると、石川選手・あさみ選手のキレが
光っていたと思う。

準優勝のCarezzaの試合内容も本当に素晴らしかった。
メンバーの入れ替わりがあったため、スターターもくるみがベッキと前に出るパターンがあるという
試行錯誤の状況で、上記ガッタスに内容で一歩もヒケをとらない互角の勝負ができたのは、大健闘
だったと思う。
複数ポジションをこなした選手の頑張りとともに、苦心のオーダーで送り出したベンチの工夫も
賞賛に値する。
16分の戦いは、後半に入って2度リードを奪うetc.むしろ押し気味の内容だった。
特に1-1の同点に追いつかれた後、落胆することなく、気持ちを切り替えて奪った2点目のゴール
に勝負を最後まであきらめない姿勢が強く出ていてよかったと思う。
ラグビーの抽選よりはスッキリした決着方法だが、PK戦は見ていて、正直辛かった。
16分の戦いは団体競技だが、PK戦は1対1の勝負。
もちろん、ゴレイロ・キッカーと一心同体になって残りの選手も戦っているのだが、異様なまでに
ヒートアップした雰囲気の中で、少なくとも形式的には責任を直接個人が負う立場に立たされる
のがPK戦だから。
PK戦に出場したメンバーは本当によくやったと思う(止めた・止められなかった、決めた・決められ
なかったかにかかわらず)。
特に、ゴレイロ&失敗したらその瞬間負けが決まるという場面で蹴った5~7人目のキッカーはタフ
だったと思う。
結果は残念だったが、あれだけの大観衆の注目を一身に集めて、緊張する場面はタレント活動でも
今後の人生でも何度もあることではないだろう。
その意味で、PK戦出場メンバーは本当にいい経験ができたし、フットサルだけではなく今後の財産
になってくれればというのが社長のブログを読んでの感想である。
あの瞬間に立ち会ったPK戦出場メンバー以外の子がどのように感じたのかも気になるので、
どんな記事を書くのか注目している。
同じ事象を見ていても、人・立場によって視点が異なり、違った感想が出てくるのがむしろ自然だ
と思うので。

以上を簡単にまとめると、後半2度追いついたガッタスの底力が昨日の時点では一枚上手で、
その勢いがPK戦の「運」を呼び込んだという印象。
しかし、優勝の行方がPK戦にまでもつれこむというこれまでの女子タレント大会で最も
盛り上がった場面を演出したリニューアルCarezzaも大いに胸を張っていい内容。
奇しくも前大会では負けていないにもかかわらず、勝ち点の差で悔し涙を飲んだガッタスと同じ
ような立場に今回はCarezzaが立たされることになった。
PK戦では敗れたものの、規定の5人では決着がつかず、7人目にまでもつれこんだし、
16分の戦いでは引き分けだったから、タイトルは「敗者の美学」が普通だと思うが、「敗者」という
言葉を個人的には使いたくなかったので、このようなタイトルにしてみた。
「負け」が決まった瞬間、歓喜の輪ができたガッタスとは対照的に、崩れ落ち、泣き出す選手が
続出したが、優勝チームとは別の「準優勝チーム」ならではの美学、精一杯戦いながらあと一歩
及ばなかったチームだけが持ちうる美学がそこにはあったと思う。
試合終了後のスタンドへの一礼の際、期せずして多くのガッタスサポーターからわきおこった
「カレッツァ」コール(エールを送ってくれたガッタスサポーターには心から感謝)がすべてを
象徴していたと思う。



この記事へのコメント

ネモノモ
2005年05月25日 00:11
冷静&詳細な解説、流石です(^^ゞ
今回敗れはしたが優勝に匹敵する準優勝でした!
時間が許すなら、せめて延長戦をやらせてあげたかった。PK戦はどちらが勝っても不思議じゃなかったですよね。
こうなると前回悔しい思いをした方が次は勝つ。という図式になってきたでしょうか?!7月25~26日の大会が発表されました。応援パターンも2~3通り考えましょう!
ちょんまげ
2005年05月25日 22:02
コメント、ありがとうございました。
>応援パターンも2~3通り考えましょう!
ですね。
この件については、プライベートサイトにもコメントしておきました。

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